

長年のお庭の草取りに悩まされていたS様からのご要望は「とにかく、草取りのいらない庭にしたい!」というものでした。草を生やさせないためにはどうしたらよいか?それは土に光が当たらないようにすればよいのです。

そこで、家の周りにぐるっと雑草対策を施すことにしました。軒下部分は石貼り(石張り)に(上図①)、庭中央の広い部分には防草舗装(固まる土)を(上図②)、植木周りと裏庭周りは防草シート+砂利を施します(上図③)。このように土に光が当たらないようにしてしまえば雑草は生えてこなくなります。
家の顔である玄関は、タイルを張り、左右に紅白のハナミズキを植え、花壇を作ることにしました。(上図④)

S様のお宅の敷地の境界線は低めのブロック塀ですので、既存の植木をうまく活かし目隠しにすることで、お隣さんと目が合わないようにします。(上図⑤)

こちらが完成写真です。軒下に施した石貼り(石張り)は、高級感があり見た目も素敵ですし、光も水も遮断しますので、雑草が生えるのをブロックします。

庭中央の広い部分に施した防草舗装(固まる土)は、光を遮断し雑草が生えるのを防ぎつつ、水はやや通します。防草シートと砂利の組み合わせは、光は遮断しますが水は通すので、植え込み周りに最適です。

裏庭周りも、防草シートと砂利の組み合わせを施したので、今後は草取りの心配はありません。よく雑草対策のつもりでご自分で砂利を敷かれる方がいらっしゃいますが、光を遮断する防草シート無しでは草は生えてきてしまいます。

玄関はタイル張りを採用し、草の生えないモダンで素敵な玄関になりました。駐車場も、防草シート+砂利の組み合わせでしっかり雑草対策を施しました。
S様には「これでもう草取りしなくて済むよ。助かるなぁ。花壇も作ってもらったからガーデニングを楽しもうかな。」と、大変喜んでいただけました。

お庭の雑草対策には、石やタイル、防草舗装(固まる土)、防草シート+砂利を施し、日光を遮断するという方法や、ウッドデッキやサンルームを作るなどの方法もあります。用途やスペース、予算によってこれらを組み合わせて選んでいただくとよいと思います。
S様から「植木に肥料を与える場合はどうするの?」とご質問をいただきましたが、防草シート+砂利の組み合わせは水は通しますので、肥料を与えたい場合は液体の肥料をご使用いただければ大丈夫です。

神奈川県茅ヶ崎市H様 ウッドデッキ施工事例
いつもお世話になっているOBのお客様のご紹介で伺ったH様邸。砂利は敷いてあるが、隙間から草が生えてしまい手が掛かるので、ウッドデッキを作りたいとのご要望でした。
自転車の下にあるご主人が敷いたレンガや砂利は再利用して使います。
土台と柱を組み立てています。レンガは整地後、綺麗に並び替えて再利用。
砂利も付け足してウッドデッキの側まで敷き詰めました。
隣家の目隠しとしてウッドフェンスも作りますが、高さは控えめにして隙間のないフェンスにします。
外水道はデッキの上に置くようにしました。
窓を開けると、リビングと一体化。広々とした印象に・・・。お隣の窓が隠れる高さまでフェンスを設置しました。
今まで外にあった外水栓もデッキの上で使えるように仕上げたので、鉢植えのグリーンを置いたり、色々楽しめそうです。



