
Q:本当にハードウッドは30年もつの?
A:はい。30年もちますよ。
何故かというとハードウッドと呼ばれている材木は、ブラジルの木でアマゾン川流域の熱帯のジャングルに生えている木なんです。 名前のとおり、硬くて丈夫な材木で、ブラジルでは100年以上前から船の甲板に使われていたそうです。
ブラジルは熱帯雨林気候で暑く、雨も多く、船の甲板はその悪条件にさらされている訳ですから、 ハードウッドの耐久性が良いのは実証済みなわけです。
日本も最近は猛暑だったりと温暖化で気温が高い日もありますけれども、ブラジルに比べたら まだまだ穏やかな気候なので、30年は十分にもつ!という事になります。

Q:随分、傷んでいますがこのウッドデッキはどのぐらい経っているのですか?
A:随分これが酷いことになっているのですけれども、 もう作ってから、15年位経っているんですね。 それで、その間、全く手入れをしなかったらしいんですよ。
Q:本来なら4,5年に1回保護剤を塗らないといけないですよね?
A:そうなんですね。『キシラデコール』なんていう、材木に浸み込む特殊な塗料で油のようなものを 4,5年に1度、塗るのが良い管理方法なんですけれども、 それをユーザーさんが直に塗るのはなかなかできないので、我々業者が塗ったりするんですけれどね。
Q:このウッドデッキはメンテナンスフリーなんですよね?

A:はい、これはブラジル産のハードウッドという材料が使われているものですから、 30年間メンテナンスフリーでもつという、そういう材木なんです。 ブラジルでは、船の甲板なんかに使われているぐらいで、元々材木の中に油がいっぱい入っているんですね。 ですから、『キシラデコール』なんかの保護剤を塗っても全く浸み込まないような、 そういう特殊なメンテナンスフリーの材木なんです。

Q:本物の木のウッドデッキはメンテナンスをしないとボロボロになってしまうので、人工木の方がやっぱり良いですよね?
A:ところが、この材木はこの材木の中に油がいっぱい詰まっているんですね。 それで木材のメンテナンスに塗る保護剤が浸透しないぐらい油ぎっているんですよ。 ですから30年間、全くノーメンテナンスで腐らない・朽ちないという特殊な材木なんです。
Q:この木でウッドデッキを作れば炎のように熱くならないので裸足であるけますよね?
A:はい、そうですね。人工のウッドデッキだとどうしてもすごく熱くなってしまうので、スリッパが必要なんですけれども、ハードウッドに関しては熱くなりませんから、裸足で歩けます。 それと、30年間メンテナスフリーなので、本当に楽しんでウッドデッキライフを過ごしていただけると思います。
Q:このウッドデッキはリビング(お部屋)に対して平行に貼ってあるので『横張り』ですよね。『横張り』と『縦張り』の価格差はありますか?
A:はい、よく人工木のデッキ材でメーカーのカタログを見ると『横張り』の方が高いですね。 ですから『縦張り』をメーカーの方は安いから勧めるみたいな、そんな世界はあるんですけれども、 弊社(グリーン・パトロール)は縦も横も全く金額の差はなく工事しています。
それと、現場によっては『縦張り』にした方が広く見えるみたいなそんな場所もありますので、 一概に『横張り』が金額が高いから良いみたいな話っていうのはないと思いますので、 ケースバイケースで現場によって違うという形で考えてもらえばよいと思います。
基本的にはリビングの方から見て、リビングにフローリングが張ってある列と合わせて、 ウッドデッキも張っていくとリビングの窓の外にもう一つお部屋ができたような、 そんな感じの広がりが出せるデザインになると思います。
Q:既製品のウッドデッキの手摺りは物が干せないといつも聞いていますが、このウッドデッキはとても頑丈そうなので、お布団を干せそうですよね。

A:はい。このデッキの基礎の部分と上の手摺りの柱の部分が繋がっているでしょ。 ですから、1本になっているので、ものすごく丈夫なんですね。 ですから、ここに布団を干しても人が乗ってもびくともしないような そういう強い作りになっているんです。
他の所のデッキは床の部分で手摺りの柱と床下の柱が繋がってませんから弱いんですよ。
Q:既製品のウッドデッキの手摺りだとプランターをかけるのにも重量制限があるんですが、このウッドデッキは丈夫そうなので、重いプランターをかけても大丈夫そうですね。

A:はい。このデッキ材の床の下の部分を見てもらうとわかると思うんですけれども 束柱、コンクリートのところにのっかている基礎の所ですね。 この束柱と手摺りの柱が同じ材料で一直線に一本物なんですね。 ですから、切れていないので、もの凄く強度があるんですよ。
ですから、ここに重い物をいくら吊るしても、重いお布団なんかを干しても 全く壊れるようなことはないような設計で作られています。
Q:防草シートが張ってある部分の上にウッドデッキが出来上がるんですよね?

A:そうなんです。
あの、丁度リビングの前で、もともとウッドデッキがあったんですけれども、ここにまたウッドデッキを作り変えるという事をこれからやるんですね。
それで、防草シートの上に基礎を置いてその上に下地の木の部分を作っているという形ですね。
Q:防草シートを敷けば、草はもう生えてこなくなりますよね?
A:はい。ただ、防草シートって色々等級があって、DIYショップなんかで売っている防草シートは草が生えてきてしまうんですね。 プロ用の防草シートは全く別のものなんですよ。
ですから、今回ここで使っているものはプロ用のもので、水は通すけれども、太陽光線を一切通さない、ですから、草が生えないみたいなそういうものを重ね代をしっかりととって敷き詰めています。
防草シートの本体の性能プラス施工の方法で草が生えてしまったりするので、これはなかなか素人さんでは出来ないですから、プロに任せてやっていただくようにしてほしいですね。
Q:既存のウッドデッキの脇に大きなバラが生えていますが、このウッドデッキを作り変えるのはバラを除けないとならないですよね?

A:そうなんです。バラを移植しないとこのウッドデッキは作り変えられないと他の業者さんが言ったそうです。
ただ、このバラがですね、ものすごく太いバラなんですよ。直径で5㎝位の太いバラで何十年も経っている太いバラなものですから、移植を単純にしたら、まず、枯れてしまうのではないかなという事で、他の業者は施工不可能という事で逃げちゃったらしいんですね。

今回、うちの方では移植しなくても、このバラを使いながら、ウッドデッキを広げられるというふうにお客様にご提案してその通りに随分広げてウッドデッキを作ることに成功したんです。
それは、うちの母体がもともと造園関係の仕事でをやっている技術がありますので、この大工の技術と造園の技術を融合させて、バラは移植せずに同じ場所で生やしたままウッドデッキを広げたというような施工事例ができました。

Q:ウッドデッキから木が生えていますね!
A:はい。木を移植できなかったものですから、ウッドデッキから木を生やしちゃったんです。
Q:ウッドデッキに床下収納がついていますが、何故ですか?

A:これはですね、木のメンテナンスをするために、防草シートが床下に張ってあるんですね。雑草が生えないために。
それで防草シートのちょうど、防草シートで包み込むような形で、植木の根元を保護してあるんですよ。
万が一木が枯れるたりですね、色々なことをした時に、この床下点検口の所から入り込んでメンテナンスをしたり、あと、このデッキ材も全部外れるようなかたちで木を植栽し直したりすることができるような形に下地を作っているんですね。
ですから、元々あった木がそのままその場所に生えている状態で、ウッドテラスを作ることができているんです。
Q:ここまで傷んでしまったのはメンテナンスを怠ってしまったからですか?

A:はい。本来4~5年に1度塗らないといけないのが、15年ぐらいノーメンテナンスで過ごして来てしまったらしいんですね。それで作り変える事になったんです。
メンテナンスの塗料なんですけれども、2種類の塗料があって、浸透型という塗料と増膜型という2種類の塗料があるんですよ。
浸透型というのは、塗料自身が油のようなもので、木材の中にどんどん浸み込んでいく塗料なんですね。
増膜型というのは属にいうペンキみたいな形で木の回りに被膜を作って、中に水を入れないみたいなそういう塗料なんです。

ですから外壁塗装などは増膜型で家の中に水分を入れないという、そういう塗料を使うんですけれども、ウッドデッキの場合はそれを使うとウッドデッキの材木は呼吸をしていますから、被膜が破れてしまうんですよ。
それで、そこが雨が入る原因になって、腐ったり、シロアリが来るという事になってしまうので、一般的にウッドデッキの塗料は浸透型を選んでください。
それと、今回作っているハードウッドの材木に関しては、もの凄く油分を含んでいる材木なので、この材木の場合は塗料を一切塗らずにノーメンテナンスで大丈夫です。
Q:ウッドデッキのシロアリ被害で部分的に修理ができるか質問がありますが、無理なんですよね?

A:はい。このようにシロアリがいっぱい出てきてしまっている場合は、どこからどこまでウッドデッキの中にシロアリがいるのか特定できないので、部分修理というのは基本的にしない方が良いです。
万が一、部分修理して残っていた場合、シロアリ被害がまた広がってしまって、結局、全部作り直しというような話になります。
ですから、こちらのお宅でも部分修理はせずに、全部作り直すような形にしました。
Q:シロアリが来ないようにするにはどうすればよいのですか?

A:一般的には木材保護剤という浸透型の塗料が売られていますので、それを4、5年おきに塗る事です。
それと、今作っている材木はハードウッドという、ものすごく硬くてシロアリが来ない油分を多く含んだ材木ですので、こういうノーメンテナンスの材料がありますから、まあ、床下を見ていただいても、この材木ですと、もうシロアリが全く食べる事ができないようなそういう材木です。
バラが絡んでいるような、こういう所もシロアリがもの凄く好む、絶好のシロアリ発生場所なんですね。
ですからこういう所にもハードウッドの油分の多い材木を使って施工していただければ問題ないという事です。

Q:イペ材について教えて下さい。イペ材は硬質で木目が詰まっていて美しく、節がなくて本当に高級感がありますよね?
A:はい。ですから、15年ぐらい前から公共施設に随分使われているんですよね。
アクアラインの海ほたるとか、六本木ヒルズのウッドデッキや色々な所に使われていますので、安定した供給があったという事ですね。
Q:イペ材の成分は高い防腐・防虫効果があるので、シロアリにも強くて耐久性が高い木材ですよね。?
A:はい。ラパコールという成分が含まれていて、それが防腐・防虫作用が強いみたいですね。
Q:イペ材の表面はささくれが立ちやすいので素足で歩くウッドデッキには向いていないですね?

A:年数が経つと乾燥してくる事によって、ちょっと割れたり、ささくれが目立ってくるような感じですね。
ですから、裸足ではちょっと無理なので靴を履いて利用するみたいな、ボードウォークみたいな所に適しています。
あと、イペ材は随分乱獲されてしまって材料が今不足してしまっているようなので金額がもの凄く高くなっていますから扱いにくいという点があります。
Q:ハードウッドは産地によって品質が異なるのですか?
A:はい。例えばハードウッドのイタウバは、同じブラジルでも産地がパラー州とマットグロッソ州では、耐久性能が異なります。
※同じイタウバでも産地によって耐久性が違う!パラー州産VSマットグロッソ州産 優れているのはどっち?
Q:ウッドフェンスの柱まで施工してもらって、横板を自分で張りたいのですが、お願いできますか?
A:大変申し訳ありませんが、全工事を弊社で施工させていただけない場合は、PL法上の施工責任を果たせませんので、お受けすることはできません。

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